悲報 涙、涙

春の花



また悲しいお知らせを聞いてしまい、涙に暮れています。


火曜日にお知らせしたネコモンVol.11
「猫バカ列伝」に登場してくれた超猫バカ、マツモトさんの愛猫メタリカ君。
発売前の1月16日に16歳10か月で急逝されたそうです。


マツモトさんは、御徒町の卸業店舗で働いている方で、行くたびに猫の話で盛り上がり、私がネコモン編集部に自信をもって推薦した方です。
たまたま行くチャンスがなくて最近会っておらず、私はネコモン編集長から聞きました。





メタリカ君を「王子」「王様」と呼んで、17年近く飼っていて、一度も怒ったことがないという、
まさに仕えるように大切に大切に育ててきたのです。


彼女がどれだけメタリカ君を愛し、大切にしていたかを知っているだけに、どんなに辛い思いをしているか。
どれだけ辛かっただろう、と思うだけで、私も涙。


そして、会ったとたんに、二人で号泣。もう、涙、涙。。


たまたま彼女もダンナさんもお休みの日で、二人の膝の上で眠るように逝ったそうです。
最後まで、親孝行だったんだね、メタリカ君。


メタリカ君のように大切に大切にされた猫はそうそういません。
幸せな猫生だったよね、お疲れ様。



亡くなって36日、マツモトさんは、泣かない日はないと言っていました。
愛情が深かかった分、悲しみも深い。
悲しみが癒えるまで、どれだけの涙が必要かわからないけれど、
涙は、悲しみや苦しみを一緒に流す力があると思う。


思いっきり泣いて、気が済むまで涙を流すしか、元気になれる方法はない気がする。


ネコモン編集長は、
「よく気を落とさないで、なんていうけれど、”落とすでしょう!」
「今は思いきり泣いて早く元気になってください」
とメッセージ。


私も、「気を落とさないでね」なんて、とても言えなかった。
ただ、一緒に悲しみを共有し、泣いただけ。


年を重ねるごとに、涙もろくなりました。
若い時は、耐性もあるし、辛さを体の中にためておけたのかもしれませんが、
今はもうすぐに泣いて、悲しみを外に出さないとやっていけないのかも。


動物を飼っていないひとには、わからないかもしれないけれど、
ペットって、自分の子供のようなもの。
子供に先立たれる親ほど辛いものはない。


でも、小さな生き物は、必ず自分より先に逝ってしまう。


だからこそ、毎日の普通の生活を大切にして、いっぱい思い出を作りたいですね。


今日は、2月22日「にゃん、にゃん、にゃん」で猫の日
帰って、てんちゃんを抱きしめよう。