モチーフ物語 月桂樹

月桂樹の冠ペンダント




先のブログで、「月桂樹が何故、戦い・芸術の神「アポロン」の聖樹になったのか」
には、悲しい物語がある、と記載しました。
今日は、その理由について。。




【モチーフ物語 〜ギリシア神話から〜】




ギリシア神話では、戦い・芸術の神とされる「アポロン」は、あるとき、
エロス(キューピット)を「子供」といって、バカにしてしまいます。
これに怒ったエロスが、アポロンが河の神の娘ダフネに恋するよう弓矢を放ちます。
一方、ダフネには、アポロンを嫌うよう矢を放ったのです。

これにより、アポロンはダフネに恋をするのですが、ダフネはアポロンを頑なに拒絶します。
追い詰められたダフネは、アポロンの求愛から逃れるために、
父である河の神に頼み、自らの身を月桂樹に変えてしまいます。

その姿をみて、ひどく悲しんだアポロンは、「せめて私の聖樹になってほしい」と頼み、
それをかなえたダフネは冠をアポロンの頭上に落としたといわれています。

アポロンが常に月桂樹の冠をかぶっているのは、ダフネへのかなわなかった恋を偲んでいる
ためなのです




勝利と栄光のシンボル月桂樹の冠シルバーペンダント(変色防止加工済み)