ロジウムメッキ加工と黒化仕上げ(いぶし加工)

鷹ペンダント



ファウニでは、
ロジウムメッキ加工についてのお問合わせを多く頂くのですが、
時々、ロジウムメッキ加工と黒化仕上げ(いぶし加工)は両立しませんか?
というお問い合わせをいただきます。


たとえば、上のようなペンダントの場合。
シルバーの部分と黒く仕上げた部分があります。
こちらのペンダントを、シルバーの部分にはロジウムメッキ加工を施したい。
黒い部分はこのまま残したいといった場合です。


ロジウムメッキ加工とは、シルバーやホワイトゴールドに施される加工で
シルバーの変色汚れを防止することができます。
(ホワイトゴールドの場合は、色味を調整します)


いぶし加工とは、
シルバーが大気中の水素と硫化して汚れるということを、科学的にひきおこし
意図的に黒い状態に仕上げたもののことです




まず、上記のように、色目がはっきり分かれている場合と
以下のように、全体に黒化仕上げがされている場合で分かれます。


1.色目がはっきり分かれている場合


マスキングという作業をすれば、ロジウムメッキ加工と黒化仕上げを両立させることは可能です。

通常、ロジウムメッキ加工といぶしを両立させる場合は以下のような手順になります。

【新しい商品を作成する場合】

(1)ジュエリーを仕上げる
(2)黒くしたい部分をマスキングする(メッキ液がかからないようにする)
(3)ロジウムメッキ加工をする
(4)マスキングをはがす
(5)黒仕上げ(いぶし加工)を施す


上記のように、
マスキング作業を行えば、ロジウムメッキ加工と黒仕上げは両立することができます。

ポイントは、以下2点です

 (1)ロジウムメッキ加工をしてしまった後で黒化仕上げすることはできません。
 (2)黒化仕上げの上からロジウムメッキ加工することはできません
  (万一ロジウムメッキ加工されてしまうと、その部分は真っ白になります)


いぶし加工は、
シルバーが大気中の水素と硫化して汚れるということを、科学的にひきおこしたもの。
別の言い方をすれば、すでに完全に汚れている状態ともいえます。
この部分は、汚れてきても黒化が濃くなるだけですので、ジュエリーのデザインとしても
お手入れの面でも問題ありません。

このため、黒い部分はロジウムメッキ加工を施さず、汚したくないシルバー部分には、
ロジウムメッキ加工を施せば、汚れが気になる・・という方にもお勧めではきます。

ただし、マスキングという作業が入るため、お値段がとても高くなるのが難点です。
(上記のペンダントのような場合は+2500円程度)


2.全体に黒化仕上げされている場合



上写真のように、全体に黒仕上げされている場合は、
マスキング作業をすることが複雑なため、
ロジウムメッキ加工を施すことはできません。



※ロジウムメッキ加工Q&A

 さらにロジウムメッキ加工について詳しく知りたい方は以下のページで
 ご紹介しております

 → http://www.fauni.com/hpgen/HPB/categories/90006.html




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